インドの原始仏教から、日本の浄土仏教や禅まで、普遍宗教としての仏教を、
西洋哲学やキリスト教との比較を通して縦横に論じる。 ハーバード大学にお ける公開講演(英語)の邦訳。
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比較思想から見た仏教
オンデマンド版
中村元 著/春日屋伸昌 訳
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| 四六判・並製・230ページ |
定価
(本体2,700円+税) |
| ISBN978-4-86249-474-0 |
| 2026年 3月 刊行 |
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目次
まえがき
第一章 〝普遍〟宗教
一、仏教の異文化への広まり/二、伝道的要因/三、仏教とキリスト教との歴史の類似性
第二章 仏教の道とキリスト教の道
一、信仰の道/二、信仰と理性/三、理性の限界
第三章 人間的状況の診断
一、一切皆苦諸、行無常/二、輪廻/三、仏教の無我説
第四章 仏教とキリスト教の治療法
一、目標/二、目標にいたる道/三、中道
第五章 教 団
一、道における努力/二、教団の戒律/三、仏教と社会
第六章 禅仏教
一、宗教の二つの類型/二、仏教の神秘主義/三、禅の瞑想/四、僧院の生活
方法における変化
第七章 浄土仏教
一、慈悲/二、人類の堕落/三、他力/四、結論
第八章 東洋における近代思想の夜明け
一、東西の文明/二、東洋の自由思想家/三、自我の自覚/四、現世的性格/
五、結論
訳者あとがき
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なかむら・はじめ…1912年島根県松江市生まれ。東京帝国大学文学部印度哲学梵文学科卒業。東京 大学教授在任中の1970年に「東方研究会」を設立、初代理事長となる。後にその活動の一環として、「東 方学院」を開設、学院長となる。また比較思想学の先駆者として、比較思想学会も創設し、初代会長に就 任。主たる専門領域であるインド哲学・仏教思想にとどまらず、西洋哲学にも幅広い知識をもち、思想に おける東洋と西洋の超克(あるいは融合)を目指していた。外国語訳された著書も多数ある。日本以外にも、 アメリカ・ヨーロッパなど各地で講義した。仏教学者で国際的な権威として紹介されている。1999年死去。 2012年11月に生誕100周年を迎えた。 主な著書 『初期ヴェーダンタ哲学史』4巻、『中村元選集』40巻、『インド思想史』『佛教語大辞典』他。
かすがや・のぶまさ…1920年東京生まれ。東京大学工学部卒業。中央大学名誉教授。流量学・数学の 権威であり、オペラレコードの世界的収集家としても世に知られた人物。
科学者だが、法華経との出会いから仏道に入る。科学的立場から明解に仏法を説き、仏教の重要性を 説いた。1990年死去 |
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