日本に「美術・芸術」という概念が入ってきたのは幕末から明治にかけてのこと。以来、日本人は舶来の「美術」といかに対峙し、日本の芸術家は日本の伝統や現状にどのように立ち向かったのか。その格闘から生み出された作品を三つの時代・時期に焦点を絞って紹介する。「日本」と「美術」の一筋縄では行かない複雑な関係。そこから生み出された作品の数々。
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近代日本画と現代芸術 :
大観・栖鳳から村上隆まで |
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ニッポン VS 美術
大阪市立近代美術館建設準備室=編 |
B5判・ソフトカバー・79頁 |
定価2,100円
(本体2,000円+税) |
ISBN4-86249-042-5 |
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■主要目次
「ニッポンvs美術」とはいかなる展覧会か……三井知行
ニッポンvs美術 覚書……中塚宏行
第1章 明治・大正期の日本画
竹内栖鳳/横山大観/土田麦僊/秦テルヲ/北野恒富/中村貞以/大阪の女性画家/島成園/三露千鈴/生田花朝/福田平八郎/美術館と掛軸・屏風
第2章 戦後─1960年代頃までの現代美術
三上誠/大野秀隆/下村良之介/星野眞吾/野村耕/堂本印象/堂本尚郎/菅井汲/今井俊満
第3章 1980年代後半から現在までの美術
中ハシ克シゲ/村上隆/会田誠/ヤノベケンジ/しばたゆり/山口晃/山本太郎/
富永奇昂/呉夏枝/伊達伸明
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