館長と学ぼう
大阪の新しい歴史Ⅱ


 栄原永遠男 編

ISBN978-4-86249-331-6
  大阪歴史博物館の学芸員による講演と、館長との質疑応答による連続講座を一冊にまとめたシリーズ第二弾。大阪の古代から近代まで、それぞれの学芸員の専門分野について、あまり知られていない史実や最新の研究成果を含め、図版を多用して解説。専門外の館長が分かり易く話しを引き出していく。
館長と学ぼう
大阪の新しい歴史Ⅱ


 栄原永遠男 編
A5判・並製・265ページ
定価
(本体2,200円+税)
ISBN978-4-86249-331-6
 2018年6月 刊行
 
■主要目次
難波宮下層遺跡の諸相―杉本厚典
 
上町台地北端部の古墳時代から飛鳥時代/古墳時代中期の王権と大型倉庫群/難波宮前夜の上町台地北端部/ほか
白村江前後の九州・大和そして難波
 ―搬入された新羅・百済土器の検討から―寺井 誠
新羅・百済土器の対比から見た難波と大和/新羅・百済土器の対比で見た早良平野と福岡平野/七世紀に何が起こったか?/ほか
複都制と古代難波―村元健一
 天武天皇の複都制の詔と中国の複都制/唐の複都制が日本に伝わった経緯/ほか
なにわの油火―奈良時代の灯明と油―松本百合子
 明かりのはじまり/明かりの材料/難波地域の灯火具/なにわの油火/ほか
朝鮮と琉球―木土博成
 室町期/豊臣秀吉期/徳川家康・秀忠期/淀川で見る朝鮮人と琉球人/ほか
大坂にとって蔵屋敷とは何だったか?―豆谷浩之
 蔵屋敷は「武家屋敷」である/蔵屋敷は都市開発の起点である/ほか
大阪は博物館先進地!?―博物学と博物館の歴史―加藤俊吾
 近代の始まりと大阪の博物館・博覧会/大大阪から戦後へ/ほか
ひとつの作品から始まった研究―刀装具から広がった工芸の世界―内藤直子
 序 二十年前、ある作品と出会う/作者・大月光興への関心/光村コレクションの「桐箱」への
 関心/大阪の指物師・三好木屑への関心/ほか
 さかえはら・とわお…1946年生まれ。専門は日本古代史・正倉院文書・東大寺史。大阪歴史博物館館長・東大寺史研究所所長・大阪市立大学名誉教授。著書に『聖武天皇と紫香楽宮』(敬文舎)、『東大寺の美術と考古』(法蔵館、共編著)などがある。
 
関連書  
  
館長と学ぼう 大阪の新しい歴史Ⅰ
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