耳で読む読書の世界
音訳者とともに歩む

二村 晃 著
ISBN978-4-86249-124-4


耳で読む読書の世界
       音訳者とともに歩む
本を黙読している限りは気づかない、声に出して読み、耳だけで読んで初めて気づく数々の問題。視力を失い、耳で読み続けて25年の著者が出合った、読み手と聞き手の難所あれこれ。全57編。
社会福祉法人 日本ライトハウス
全国音訳ボランティアネットワーク
推薦図書
耳で読む読書の世界
音訳者とともに歩む
二村 晃 著
四六判・並製・170ページ
本体1,500円+税
ISBN978-4-86249-124-4
 2010年 5月 刊行
2刷
■主要目次

 一歩一歩、「難所」を乗り越えて 
                     林 曠子  (NHK文化センター音訳ボランティア養成講座講師( )
 知る権利としての読書 
                  岩井和彦  (NHK文化センター音訳ボランティア養成講座講師( )

第一章 初めて声を出して読む人に…大阪弁のアクセント/知らない漢字に出合ったら/思い込み違いの怖さ/漢字の読みこぼれ/ほか
第二章 何を読まされるやら…ニュースの読みに強くなろう/アルファベットとカタカナ名前/記号をどう読む?/ポルノ描写に出合ったら/ほか
第三章 あなたの読みが理解されているか…漢字の同音衝突と同音回避/漢字をどう伝えますか/タイミングのいい注釈/対面朗読とリクエスト朗読/音声訳か、朗読か
第四章 新しいジャンルにも挑戦を…専門用語にも目配りを/数字にも強くなっておこう/古来の言葉や漢字にも目配りを/写真や漫画をどう伝えますか/ほか
第五章 慣れて来ると起こしがちなミス…21世紀には残したくない誤読ワーストテン/慣用語の読みこぼれについて/イントネーションについて/音読のスピード考/ほか
第六章 漢字の森をどう歩く? …漢字ブームに思う/「まやかし読み」あれこれ
第七章 耳で読む読書の歓びと哀しみ…耳で読む哀しみ/耳で読む読書の歓び
★クイズ   あなたは下の「床」という字をなんと読みますか?
彼女は怒ってビールを床にぶちまけた。
「床がビショ濡れだ。
 仕方がない。床に寝ようよ」。
彼女は怒ってビールを床にぶちまけた。
「床がビショ濡れだ。
 機嫌を直して床に寝ようよ」。
ふたむら・あきら…昭和7年(1932年)名古屋市生まれ。終戦後、本籍地の北九州小倉に帰る。旧制小倉中学、旧制福岡高校を経て、昭和28年九州大学卒業。同年電通入社。小倉支局勤務から大阪支社に転じ連絡部長・営業総務次長・営業統轄局長を歴任し、昭和62年秘書役に就任。眼疾が悪化、中国で治療を受けたが視力は戻らぬまま帰国。平成4年1月定年退社。以後、明暗も判らぬ全盲に。日本福祉放送顧問を経て、日本ライトハウス評議員。
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