美しい家
朝鮮『労働新聞』記者の日記

孫 錫春 著

ISBN978-4-86249-142-8


美しい家
   朝鮮『労働新聞』記者の日記
     孫 錫春 著  張 春栄・川瀬俊治・羅 基泰 訳
韓国の言論賞を総なめにしてきたジャーナリスト孫錫春が世に問うた初の文学作品。刊行されるや、「日記」の実在をめぐり歴史学界、出版界で論争がおきた問題作。朝鮮革命を目指した李真鮮(リ・ジンソン)が書き続けた「日記」(1938~1998)を再現した本作は、解放後の朝鮮『労働新聞』記者としての活躍、祖国の体制に絶望する日々―などが綴られ、「金正日同志」に送った手紙を「遺稿」として載せ幕を閉じる。
今、後継問題として3代目金正雲が浮上しているが、本書では金日成から金正日への世襲がどう行われたかが記され、北朝鮮現代史を知る書でもある。

◉韓国版原著は2001年に出版され、現在、27刷4万部を発行。
「読者は李真鮮という一人の清廉なる革命家の愛を通して朝鮮革命の内面に深く分け入ることができるだろう。…… 朝鮮民主主義人民共和国で生き抜いた真の社会主義者の愛と真実を日本の読者たちと分ち合いたい」
                                                                       「日本語版によせて」より
美しい家
朝鮮『労働新聞』記者の日記
温孫 錫春 著
四六判・並製・358ページ
定価 本体2,500円+税
ISBN978-4-86249-142-8
 2009年 6月 刊行
張 春栄・川瀬俊治・羅 基泰﹇訳﹈
■主要目次
 日本語版『美しい家』によせて
プロローグ 延吉で受け取った日記
絶望、そして希望
熱い風
 編集者のむだ口1…革命家の澄んだ眼
偉大なる愛
悲しい季節
 編集者のむだ口2…袋小路
清らかな夢
崔真伊の告白
エピローグ 純潔なる霊魂の炎
遺稿1 金正日同志
遺稿2 いまだ来ない同志へ
 訳者あとがき
そん・そくちゅん…1960年韓国忠清北道忠州生まれ。延世大学哲学科卒業、高麗大学校政策科大学院卒業後、『東亜日報』記者、『ハンギョレ新聞』労働組合委員長、論説委員などで活躍。この間、言論改革市民連帯創立共同代表を務めたほか、言論人として韓国記者賞(’90年)、民主言論賞(’96年)、韓国言論賞(’97年)、統一言論賞(’99年)、 アン・ジョンピル自由言論賞(2005年)を受賞。『ハンギョレ』『京畿新聞』「オーマイニュース」にコラムを発表している。中央大学校(’03年)、延性大学校(’05年)、で言論、新聞学の兼任教授を務めた。シンクタンク「新しい社会を創る研究所」代表。
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